コスモヴァレンチ（2002年生、母イブキローマン）

コスモヴァレンチ（2002年6月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋勇気を持つ（伊）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時7歳）と交配したイブキローマンが20歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。戦績は、中央平地3戦2勝。2004年の小倉2歳ステークス(G3)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、水丸牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、ビッグレッドファームによって210万円で落札された。

加用正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月29日、デビュー戦は高野容輔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るニホンピロストンプを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月5日、連闘で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイアイフウジンを強烈な末脚で3/4馬身差し切って重賞初挑戦初制覇を達成した。

3歳（2005年）

12月18日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定G2の阪神牝馬ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。