メイブラスト（1985年生、母ヤスモト）

メイブラスト（1985年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のシーホーク（当時22歳）と交配したヤスモトが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（株）丸沼千明牧場。戦績は、中央平地26戦4勝2着1回。1988年の大原ステークス(オープンハンデ)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松山吉三郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1987年）

12月26日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に敗れた。

3歳（1988年）

3月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、竹原啓二騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中京芝1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイコマドンナに1馬身3/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3月26日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下のフリージア賞（中京芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、勝ったスペランツアに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月9日、中1週で迎えた4戦目は、郷原洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の山吹賞（東京芝2200m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

5月8日、中3週で迎えた5戦目は、4歳400万下のスイートピー賞（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では息の長い末脚を披露したが、3着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた6戦目は、4歳900万下の駒草賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のテンシンリュウエンを3/4馬身振り切って2勝目を掴み取った。

10月16日、約4か月半の休み明けで迎えた7戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で竹原啓二騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

11月5日、中2週で迎えた8戦目は、ハンデ戦でオープンの大原ステークス（京都芝2400m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で竹原啓二騎手（5戦2勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

11月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下のウェルカムステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で竹原啓二騎手（6戦2勝）。13頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

4歳（1989年）

1月14日、中6週で迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジャニュアリーステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

2月12日、中3週で迎えた11戦目は、5歳以上1400万下のテレビ山梨杯（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4月9日、中7週で迎えた12戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、エイプリルステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

5月14日、中4週で迎えた13戦目は、5歳以上1400万下の緑風ステークス（東京芝2400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月11日、中3週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下のジューンステークス（東京芝2400m 小雨/不良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（7戦2勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

7月16日、中4週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の日高特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋行騎手（1戦0勝）。5頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

5歳（1990年）

3月3日、約7か月半の休み明けで迎えた16戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 小雨/不良）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（8戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドクターシャトルを3/4馬身振り切って久方ぶりの実戦を制した。

3月17日、中1週で迎えた17戦目は、5歳以上900万下の総武特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（9戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

6歳（1991年）

1月15日、約10か月の休養明けで迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

1月27日、中1週で迎えた19戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、白嶺ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

3月9日、中5週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の千葉日報杯（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のカシマライコーをアタマ差振り切って4勝目を掴み取った。

3月30日、中2週で迎えた21戦目は、船橋ステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

4月20日、中2週で迎えた22戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、晩春ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月15日、約5か月の休み明けで迎えた23戦目は、G3のオールカマー（中山芝2200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は竹原啓二騎手（10戦3勝）。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた24戦目は、福島民報杯（福島芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹原啓二騎手（11戦3勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7歳（1992年）

2月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、白富士ステークス（東京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で竹原啓二騎手（12戦3勝）。11頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

3月28日、中4週で迎えた26戦目は、船橋ステークス（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で竹原啓二騎手（13戦3勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず14着に終わった。