シャッセロール（2010年生、母ポポラス）

シャッセロール（2010年2月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「回転しながらのシャッセ（ダンス用語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時12歳）と交配したポポラスが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）オリエント牧場。戦績は、中央平地13戦3勝。主な勝ち鞍は2014年の祇園特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2013年）

6月9日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、6着を確保した。

7月13日、中4週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい11着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた3戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では凄まじい末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒシダイヤに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月18日、連闘で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のドキドキガールをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

12月21日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず16着に終わった。

4歳（2014年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上1000万下の祇園特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦2勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のルナフォンターナを3/4馬身振り切って勝利を手中に収めた。

2月9日、中3週で迎えた7戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では最後まで息が続かず12着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の橿原ステークス（京都ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

7月6日、約4か月半の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の噴火湾特別（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

8月17日、中5週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下の白鳥大橋特別（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

12月13日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり15着に敗れた。

5歳（2015年）

1月10日、中3週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の天ケ瀬特別（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（3戦3勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は減速してしまい14着に終わった。

1月31日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の乙訓特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（4戦3勝）。13頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。