ハッピールドルフ（1996年生、母イビノオフク）

ハッピールドルフ（1996年5月2日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のシンボリルドルフ（当時15歳）と交配したイビノオフクが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）向別牧場。戦績は、中央平地29戦3勝2着2回、中央障害12戦1勝2着2回、地方1戦0勝。2002年の淀ジャンプステークス(障害4歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、向別牧場から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、北村実地子によって903万円で落札された。

古川平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

12月6日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

12月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、岸滋彦騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3歳（1999年）

8月7日、約7か月半の休養明けで迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で急追したが、勝ったキコウシに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

9月4日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のホッカイギガを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月18日、中1週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月28日、中0週で迎えた7戦目は、松本隆宏騎手を鞍上に迎えて、三石川特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

10月23日、中3週で迎えた8戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月13日、中2週で迎えた9戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

12月18日、中2週で迎えた11戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

4歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のコンドルシチーに1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月6日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で松永幹夫騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

3月11日、中4週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で松永幹夫騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したワンスライフタイムに3/4馬身届かず2着となった。

4月30日、中3週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の鴨川特別（京都芝2200m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で松永幹夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が鈍り7着に終わった。

5月21日、中2週で迎えた17戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京芝1800m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は松永幹夫騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた19戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた20戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の三木特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた21戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のガーネットシチーに1馬身1/4の差をつけて3勝目を挙げた。

9月17日、中7週で迎えた22戦目は、4歳以上900万下の蓬莱峡特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた23戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の夕月特別（阪神芝2000m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の北野特別（京都芝1800m 外回り雨/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（7戦1勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月11日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（8戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて9着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた26戦目は、D.オリヴァー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の2000ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 曇/良）に出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（9戦1勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

5歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（10戦1勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた29戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、5着を確保した。

2月3日、中1週で迎えた30戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の春日特別（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月3日、中3週で迎えた31戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で川合達彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で川合達彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた34戦目は、今村康成騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた35戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマンボノリズムから6馬身差の2着となった。

10月28日、中1週で迎えた36戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキゼンライジンに1馬身半の差をつけて順当に勝利した。

11月24日、中3週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3760m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月8日、中1週で迎えた38戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3140m 晴）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

6歳（2002年）

1月26日、中6週で迎えた39戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた40戦目は、淀ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で植野貴也騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。3着に入った。

8月3日、約6か月の休養明けで迎えた41戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったマルカチーノから2馬身半差の2着となった。

8月31日、中3週で迎えた42戦目は、障害3歳以上オープン（新潟障害芝2890m 外→内晴/良）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。