マレンゴ（2006年生、母バイリンガル）

マレンゴ（2006年5月5日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ナポレオン・ボナパルトの愛馬名」。毛色は芦毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時9歳）と交配したバイリンガルが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は土居牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着2回、地方5戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月24日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3歳（2009年）

1月25日、中8週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が鈍り17着に敗れた。

6月14日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

7月5日、中2週で迎えた5戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦のガッツでゴールまで勇戦し、4着を確保した。

7月11日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入った。

8月9日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたスナークレナード決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

8月30日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤木高太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月19日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見事な伸び脚で猛進したが、伸びてきたアルファアップル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月15日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた10戦目は、佐藤裕太騎手を鞍上に迎えて、一般B3 C1（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に敗れた。

2月17日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた11戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤裕太騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフさで最後まで敢闘したが、伸びてきたマルノノパール決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

3月11日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤裕太騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。

6月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた13戦目は、一般C1（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐藤裕太騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた14戦目は、りゅう座特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で佐藤裕太騎手（4戦0勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり13着に終わった。