イシノフルール（1995年生、母セントフルール）

イシノフルール（1995年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバイアモン（当時13歳）と交配したセントフルールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はヤマオカ牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着2回、地方8戦0勝。主な勝ち鞍は1998年の牡丹賞(500万下)。

経歴

デビュー前

稲葉隆一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1998年）

1月31日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したタイキミストラルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

2月15日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 雪/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のホウヨウマリンをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のアルメリア賞（中京芝1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下の山桜賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（2戦1勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、5着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた5戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1600m 小雨/重）に出走。18頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、6着に終わった。

5月17日、中2週で迎えた6戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したタヤスユキヒメにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月6日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下の牡丹賞（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサンフレアをハナ差振り切って2勝目を掴み取った。

7月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（福島芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

11月29日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’98インターナショナルジョッキーズ（2）（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

4歳（1999年）

1月24日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り雨/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

6月13日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた12戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の大森浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

7月10日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

8月1日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

11月27日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から22kg絞って迎えた15戦目は、蛯沢誠治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって13着に敗れた。

12月12日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

5歳（2000年）

1月16日、中4週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯沢誠治騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた18戦目は、池田鉄平騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた19戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入った。

7月16日、約5か月の休養明けで迎えた20戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の臥牛山特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた21戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

9月23日、中7週で迎えた22戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 雨/重）に出走。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく10着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた23戦目は、埋橋浩樹騎手を鞍上に迎えて、友禅特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた25戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中川雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた26戦目は、中村剛士騎手を鞍上に迎えて、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた27戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中村剛士騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた28戦目は、オリオン特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で中村剛士騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

6歳（2001年）

1月3日、中1週で迎えた29戦目は、ほくてつニューイヤーカップ（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は埋橋浩樹騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず8着に終わった。