グレカーレ（2010年生、母マルゼンカーニバル）

グレカーレ（2010年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「北東からの強い風（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時8歳）と交配したマルゼンカーニバルが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ラツキー牧場。戦績は、中央平地19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の種市特別(500万下)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ラッキー牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、スピードファームによって157.5万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

7月14日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は420kg。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のワンパンチに4馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

10月6日、中9週で迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

11月18日、中5週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下（京都芝1200m 晴/重）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

3歳（2013年）

1月21日、中8週で迎えた5戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

2月24日、中4週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい15着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた7戦目は、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（4戦1勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、5着を確保した。

5月12日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のはやぶさ賞（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。11着に敗れた。

6月30日、中6週で迎えた9戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったレモンチャンに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

7月21日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の種市特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアブマーシュをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

9月1日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武士沢友治騎手（2戦1勝）。17頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。5着に入り込んだ。

10月20日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 雨/重）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（5戦1勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンゲネームから1馬身1/4差の2着となった。

11月16日、中3週で迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に敗れた。

12月23日、中4週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（3戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

4歳（2014年）

1月25日、中4週で迎えた15戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の中京スポニチ賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

5月10日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の邁進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は嶋田純次騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月25日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦でオープンの韋駄天ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

8月2日、中9週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で嶋田純次騎手（8戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月7日、中4週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下の雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で嶋田純次騎手（9戦1勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。15着に敗れた。