ジンダバイン（2012年生、母アークティックシルク）

ジンダバイン（2012年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「豪州ニューサウスウェールズの町名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンズ（当時16歳）と交配したアークティックシルクが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地8戦1勝、地方22戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2015年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

4歳のとき、ダーレー・ジャパンから「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、グローリアスジャパンによって118.8万円で落札された。

石橋守厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

10月14日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではいいところがなく16着に敗れた。

10月25日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2015年）

3月28日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

4月25日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のバイナリーコードに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月24日、中3週で迎えた5戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月27日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

7月11日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（3戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

4歳（2016年）

7月5日、約11か月半の休み明けで迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のディアヴォーグを半馬身振り切って人気に違わぬ実力を証明した。

7月28日、中2週で迎えた10戦目は、黄金怪獣「ゴルドン」杯（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

8月23日、中3週で迎えた11戦目は、新涼特別（川崎ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

9月13日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、いわし雲特別（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、非常に遅いペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚を見せたが、ペプチドアポロに交わされて2馬身差の2着となった。

10月7日、中2週で迎えた13戦目は、津久井商工会青年部50周年記念杯（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

11月4日、中3週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、霜月特別（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた15戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、間瀬湖特別（浦和ダート1500m 晴/不良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に終わった。

12月16日、中2週で迎えた16戦目は、日高特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

5歳（2017年）

1月6日、中2週で迎えた17戦目は、宝船特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（5戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず7着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の一般C1 C2（浦和ダート800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（6戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定戦の姫椿賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したエンプレスダンスにクビ差届かず2着となった。

3月3日、中3週で迎えた20戦目は、かなかなかぞく杯（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（8戦1勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4月6日、中4週で迎えた21戦目は、桜貝特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（9戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた22戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、プレセペ賞（大井ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月16日、連闘で迎えた23戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、緑陰特別（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月31日、中1週で迎えた24戦目は、行田市観光協会会長賞（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に敗れた。

6月15日、中1週で迎えた25戦目は、つゆくさ賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

6歳（2018年）

5月28日、約11か月半の休養明けで迎えた26戦目は、瀧川寿希也騎手を鞍上に迎えて、クライミングのまちかぞ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

6月12日、中1週で迎えた27戦目は、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた28戦目は、湘南江の島海の女王杯（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（10戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したリワードセロンにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月22日、中1週で迎えた29戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の三面怪人ダダ杯（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた30戦目は、鶴巻温泉駅南口広場開設記念（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は瀧川寿希也騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月26日、約3か月半の休み明けで迎えた31戦目は、ハイスクール・フリート3周年祭決定記念（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で瀧川寿希也騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた32戦目は、ジオファーム今年もありがとう記念（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。