ギマール（2021年生、母アールヌーヴォー）

Guimard

2021.02.09

ギマール（2021年2月9日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「人名より」。毛色は栃栗毛。種牡馬のカレンブラックヒル（当時12歳）と交配したアールヌーヴォーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はマルゼン橋本牧場。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、カナヤマホールディングスによって1,155万円で落札された。

上村洋行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2024年）

1月6日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳戦のメイクデビュー京都（京都ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月24日、中6週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のシグネチャーセントに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（京都ダート1800m 小雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

6月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目を引く伸び脚で追い上げたが、抜け出したレアンダーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2025年）

2月9日、約8か月の休養明けで迎えた5戦目は、4歳以上1勝クラス（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るインジケーターを豪快な末脚でハナ差だけ差し切ってファンの期待に応えた。

3月9日、中3週で迎えた6戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岩田康誠騎手（4戦2勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

6月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上2勝クラスの與杼特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岩田康誠騎手（5戦2勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

7月5日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのターフオーソリティーオブインディア賞（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で岩田康誠騎手（6戦2勝）。11頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮したが、3着に終わった。

11月15日、約4か月半の休養明けで迎えた9戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。