ゼクト（2012年生、母スターオブジェンヌ）

ゼクト（2012年2月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ドイツの発泡性ワインの一種」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時16歳）と交配したスターオブジェンヌが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小野秀治。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2016年の4歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小野秀治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、毛利一之によって409.5万円で落札された。

大根田裕之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

3月7日、デビュー戦は国分優作騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

6月21日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったクリノリーソクツモに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

7月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のカワキタキャッスルに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月20日、約5か月の休養明けで迎えた6戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は脚色が衰えて14着に敗れた。

4歳（2016年）

3月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月27日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は義英真騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた9戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のメイショウルナをクビ差振り切って優勝

9月3日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、5着に終わった。