ティアレスクイーン（1999年生、母ヒアワサズソング）

ティアレスクイーン（1999年5月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時13歳）と交配したヒアワサズソングが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地37戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の摩周湖特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

9月2日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み6着に沈んだ。

9月9日、連闘で迎えた2戦目は、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

10月20日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

11月3日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1400m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のガーデンローズをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

12月8日、中2週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2002年）

1月6日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の寒竹賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた8戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの菜の花賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

5月4日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の若鮎賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

6月9日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のビーマイホープに1馬身1/4の差をつけて2勝目をマークした。

8月3日、中5週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下のTVh賞（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月6日、中5週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の上総特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

10月27日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

4歳（2003年）

6月21日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から16kg戻して迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた17戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったショウナンワンダーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月10日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月31日、中2週で迎えた20戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアメイジングバイオをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

9月14日、中1週で迎えた21戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

11月29日、中8週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のセレブレイション賞（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（7戦1勝）。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（8戦1勝）。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5歳（2004年）

1月10日、中2週で迎えた25戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の若水賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

4月17日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた27戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

5月29日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（9戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVh杯（函館芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は勝浦正樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（10戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

7月31日、中3週で迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下のHTB杯（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（11戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた32戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の摩周湖特別（札幌芝1500m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のテイエムミシルオーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

9月4日、中2週で迎えた33戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下の大倉山特別（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた34戦目は、3歳以上1000万下のタイキシャトルメモリアル（中山芝1600m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（12戦1勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

6歳（2005年）

1月9日、約3か月半の休み明けで迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（13戦1勝）。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい15着に敗れた。

9月24日、約8か月の休み明けで迎えた37戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下のおおぞら特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。