フジノゴトク（2011年生、母ウルトラスキー）

フジノゴトク（2011年4月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「富士のごとく」。毛色は栗毛。種牡馬のフジキセキ（当時19歳）と交配したウルトラスキーが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、中央平地11戦1勝2着3回、地方3戦0勝。主な勝ち鞍は2014年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

小西一男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月15日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず7着に敗れた。

3歳（2014年）

1月19日、中4週で迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したファドーグを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、抜け出したニシノゲンキマルを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

2月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のタマユラに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

3月9日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

5月11日、中8週で迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したジャッカスバークに半馬身届かず2着となった。

4歳（2015年）

1月31日、約9か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

3月28日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村宏司騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず10着に敗れた。

4月26日、中3週で迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。

10月2日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた12戦目は、中村尚平騎手を鞍上に迎えて、メトロポリタンフィナーレ賞（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた13戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で中村尚平騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた14戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、カノープス賞（大井ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。