ビックベンチャ（1984年生、母フジベンチヤ）

ビックベンチャ（1984年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のターゴワイス（当時14歳）と交配したフジベンチヤが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地12戦3勝2着3回、地方7戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1988年の噴火湾特別(400万下)。

経歴

デビュー前

小林稔厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1987年）

8月9日、デビュー戦は内山正博騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館芝1800m 曇/不良）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に終わった。

9月13日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のベストレガードに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

4歳（1988年）

4月29日、約7か月半の休養明けで迎えた4戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。20頭立ての9番人気で大外20番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったマヤノアローにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

5月15日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上400万下（京都芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で塩村克己騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマックスダンディに1馬身3/4の差をつけて2勝目を収める

5月29日、中1週で迎えた6戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の三田特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塩村克己騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

6月19日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上900万下の木曽駒特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塩村克己騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月13日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下の噴火湾特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で塩村克己騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のノーシークレットに1馬身1/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

8月28日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の樽前山特別（函館芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で塩村克己騎手（5戦2勝）。7頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく3着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のみなみ北海道ステークス（函館芝2500m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で塩村克己騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったブラウンアイボリーにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月22日、中5週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の鞍馬特別（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で塩村克己騎手（7戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛追したが、勝ったダイナアガサに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5歳（1989年）

9月17日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳以上900万下の西脇特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で塩村克己騎手（8戦2勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

6歳（1990年）

12月16日、約15か月の休み明けで迎えた13戦目は、天野貢騎手を鞍上に迎えて、一般C1ハ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（1991年）

1月15日、中3週で迎えた14戦目は、一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で天野貢騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったラツキーワンダーからクビ差の2着に甘んじた。

1月25日、中0週で迎えた15戦目は、原洋順騎手を鞍上に迎えて、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2ハ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は天野貢騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に敗れた。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で天野貢騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた18戦目は、北浦充騎手を鞍上に迎えて、一般C2ニ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月4日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた19戦目は、一般C2ニ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は天野貢騎手（4戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。