ホワイトシャンス（1993年生、母ヒノクニレディ）

ホワイトシャンス（1993年3月17日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は芦毛。種牡馬のシンウルフ（当時14歳）と交配したヒノクニレディが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は有里ノブ子。戦績は、中央平地8戦2勝2着1回。1995年のひまわり賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1995年）

7月15日、デビュー戦は上村洋行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は404kg。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、壮絶なハイペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヘイセイクインに約10馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中5週で迎えた2戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、サツマノオンナに半馬身交わされて2着に敗北した。

9月3日、連闘で迎えた3戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉3歳ステークス（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

3歳（1996年）

2月10日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、4歳500万下のたんぽぽ賞（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宝来城多郎騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のカシノラビットに1馬身3/4の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

3月10日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宝来城多郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

7月14日、約4か月の休養明けで迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の雲仙特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下の霧島賞（小倉芝1800m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた8戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の耶馬渓特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。