インファイトシチー（1999年生、母ベストケーキ）

インファイトシチー（1999年5月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のミシル（当時11歳）と交配したベストケーキが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）競優牧場。戦績は、中央平地26戦2勝2着1回、中央障害4戦0勝、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2002年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

1月7日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1200m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

1月20日、中1週で迎えた2戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したシルクコンプリートに半馬身届かず2着に敗北した。

2月9日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るブレーヴホーラーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

3月24日、中2週で迎えた5戦目は、梶晃啓騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

9月21日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、3歳以上500万下の釧路湿原特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

9月28日、連闘で馬体重を前走から16kg絞って迎えた8戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（3戦1勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。

10月26日、中3週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた9戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（4戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では稟性の敢闘精神でゴールまでタレずに走り切り、4着を確保した。

11月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で鈴来直人騎手（5戦1勝）。13頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアマートベンハーを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って2勝目を手にした。

11月30日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴来直人騎手（6戦2勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた12戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の高砂特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず11着に終わった。

4歳（2003年）

5月4日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の桃山特別（京都ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上村洋行騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいい脚を見せられず13着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は梶晃啓騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。

10月11日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（7戦2勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

10月26日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（8戦2勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、4着に入った。

12月28日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（10戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5歳（2004年）

1月24日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴来直人騎手（11戦2勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた21戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月20日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（12戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

4月3日、中1週で迎えた23戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/重）に出走。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の文知摺特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（13戦2勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、4着を確保した。

5月24日、中3週で迎えた25戦目は、中央条件交流つつじ祭り特別（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（14戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメキシカンシチーに4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月13日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（15戦3勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた27戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の御影特別（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

8月28日、中8週で迎えた28戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた29戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。競走中止となった。

7歳（2006年）

6月18日、約21か月半の休養明けで迎えた30戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。13着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜野谷憲尚騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。