エレクトリックブギ（2021年生、母カイザーバル）

エレクトリックブギ（2021年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ポップダンスの元になったもの」。毛色は青鹿毛。種牡馬のBricks and Mortar（当時7歳）と交配したカイザーバルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2024年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

鹿戸雄一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

6月25日、デビュー戦は三浦皇成騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は428kg。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

9月23日、約3か月の休養明けで迎えた2戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（中山芝1600m 外回り小雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

11月18日、中7週で迎えた3戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

3歳（2024年）

1月20日、中8週で迎えた4戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセレストをクビ差振り切って初白星を挙げた。

3月23日、中8週で迎えた5戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1800m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のダノンキラウェアをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

5月4日、中5週で迎えた6戦目は、3歳オープンのプリンシパルステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（1戦1勝）。13頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

7月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳以上2勝クラスの白河特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月8日、中6週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの白井特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月29日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスのJRAウルトラプレミアムサクラバクシンオーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のガジュノリに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月7日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上3勝クラスの常総ステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は荻野極騎手（2戦1勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず最後はパトリックハンサムと並んで11着同着となった。

4歳（2025年）

1月25日、中6週で迎えた11戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの初富士ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月23日、中7週で迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスのスピカステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

5月25日、中8週で迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの丹沢ステークス（東京ダート2100m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、最後はペンナヴェローチェと並んで4着同着となった。

7月13日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの天の川ステークス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菅原明良騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

9月15日、中8週で迎えた15戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのJRAアニバーサリーステークス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

11月24日、中9週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの晩秋ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木大輔騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。