メイショウケリー（1999年生、母クールドフランス）

メイショウケリー（1999年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時10歳）と交配したクールドフランスが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）出羽牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の九重特別(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、出羽牧場から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、松本和子によって840万円で落札された。

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

9月9日、デビュー戦は飯田祐史騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は408kg。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスズカアンゼラを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

11月4日、中7週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦1勝）。15頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳500万下（京都芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き6着に終わった。

3歳（2002年）

3月31日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた5戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（京都芝1400m 雨/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳500万下のこでまり賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

7月13日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（4戦1勝）。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したキソティックラヴに半馬身届かず2着となった。

8月4日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下のマカオジョッキークラブトロフィー（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（5戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

8月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のケイティトレジャーに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

9月2日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の西日本スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は秋山真一郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

9月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（9戦2勝）。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では末脚がパッとせず18着に敗れた。

4歳（2003年）

6月1日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上1000万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（10戦2勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

6月29日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の舞子特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（11戦2勝）。17頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって14着に敗れた。

7月26日、中3週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（12戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

8月9日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（13戦2勝）。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

8月17日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で飯田祐史騎手（14戦2勝）。18頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

8月30日、中1週で迎えた21戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で飯田祐史騎手（15戦2勝）。15頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月21日、中2週で迎えた22戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた23戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月1日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は飯田祐史騎手（16戦2勝）。17頭立ての9番人気で大外17番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

12月7日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（17戦2勝）。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚にキレが無く18着に敗れた。

5歳（2004年）

5月16日、約5か月半の休養明けで迎えた26戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（18戦2勝）。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（19戦2勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

7月17日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で飯田祐史騎手（20戦2勝）。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で飯田祐史騎手（21戦2勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、3着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で飯田祐史騎手（22戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したイソシギを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。