ウエスタンボルト（2013年生、母ウエスタンルージュ）

ウエスタンボルト（2013年4月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時18歳）と交配したウエスタンルージュが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はウエスタンファーム。主な勝ち鞍は2017年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

5月1日、デビュー戦は横山和生騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は456kg。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず14着に敗れた。

6月26日、中4週で迎えた3戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

7月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず14着に敗れた。

10月6日、中7週で迎えた7戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るデージーホイデンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のビルトアゲンに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2017年）

1月22日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（2戦0勝）。15頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

3月12日、中6週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（4戦0勝）。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のウインアンビションをクビ差振り切って3勝目を掴み取った。

3月26日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（5戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

5月13日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下の八海山特別（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は横山和生騎手（3戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

6月24日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳以上500万下の日野特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（6戦1勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

8月20日、中7週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山和生騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

5歳（2018年）

1月21日、約5か月の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中勝春騎手（7戦1勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月17日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4月7日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（9戦1勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた18戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず9着に敗れた。

9月8日、約4か月半の休養明けで迎えた19戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

10月8日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（10戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

10月14日、連闘で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（11戦1勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（12戦1勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

12月2日、中4週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（13戦1勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

12月28日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（14戦1勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入った。

6歳（2019年）

1月14日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（15戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを13番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず8着に敗れた。

3月10日、中7週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（16戦1勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3月30日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（17戦1勝）。15頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4月14日、中1週で迎えた28戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

5月5日、中2週で迎えた29戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

5月25日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入った。

7歳（2020年）

8月21日、約15か月の休養明けで迎えた31戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた32戦目は、一般C6（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8歳（2021年）

6月29日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた33戦目は、細川智史騎手を鞍上に迎えて、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた34戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた35戦目は、フェレット20日組誕生祭（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のオーシャンデイジーをクビ差振り切ってファンの支持に応えた。

8月4日、中1週で迎えた36戦目は、大千瀬川特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は細川智史騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に終わった。

2021年8月20日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。