コパノフルミタマ（2007年生、母セイウンミネルバ）

コパノフルミタマ（2007年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋布留御魂」。毛色は栗毛。種牡馬のシックスセンス（当時5歳）と交配したセイウンミネルバが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は乾皆雄。戦績は、中央平地6戦0勝、地方33戦11勝2着11回。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上B2-2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、乾皆雄から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、小林祥晃によって262.5万円で落札された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月19日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月5日、中6週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月3日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で柴山雄一騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

12月13日、中9週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず18着に終わった。

3歳（2010年）

1月19日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で追い上げたが、勝ったサイキョウレディーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のワイドカンパニーに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のシャルマンBC杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したオーエヌテイオーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、勝ったメジャーハンターを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

4月1日、中2週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（4戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月27日、中3週で迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったトーセンユニコーンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月10日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

5月27日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月10日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサイキョウレディーを次元の違う末脚でハナ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

7月7日、中3週で迎えた14戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた15戦目は、3歳戦の堀俊勝記念（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（4戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったラブアガシに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

8月16日、中1週で迎えた16戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエーシンサスケハナを豪脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を手にした。

9月8日、中2週で迎えた17戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（6戦2勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

10月11日、中2週で迎えた19戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のずっと応援☆笠松けいば記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月14日、中4週で迎えた20戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

12月19日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水口優也騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

4歳（2011年）

2月6日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた22戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったシゲルヤリガタケに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

2月19日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-5（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた24戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月21日、連闘で迎えた25戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るミナミナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月18日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るリネンシマイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて5勝目を手中に収めた。

5月5日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルラスターを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

6月6日、中4週で迎えた28戦目は、ジューン特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルラスターに1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月17日、中5週で迎えた29戦目は、ルビー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったカシノアベベに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月31日、中1週で迎えた30戦目は、カーネリアン特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシャコープレシャスを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って圧倒的支持に応えた。

8月14日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で山口勲騎手（7戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンイッキを鬼脚で半馬身差し切って雨下の戦いを制した。

9月19日、中4週で迎えた32戦目は、3歳以上B2-2（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で山口勲騎手（8戦6勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、抜け出したミスギンレイにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月8日、中2週で迎えた33戦目は、山下貴光騎手を鞍上に迎えて、オクトーバー特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

10月23日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた34戦目は、オパール特選（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた35戦目は、長崎街道山家宿賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクールラウンジを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

12月5日、中3週で迎えた36戦目は、ブリリアントカップ（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（9戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったヒカルシンセイに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、中2週で迎えた37戦目は、2011ファイナルレース（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（10戦6勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒカルシンセイに半馬身届かず2着となった。

5歳（2012年）

1月9日、中1週で迎えた38戦目は、セレブレイトカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（11戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤブレークを鮮やかな末脚で半馬身差し切って人気に違わぬ実力を証明した。

1月21日、中1週で迎えた39戦目は、紅梅賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（12戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキングをクビ差振り切って1番人気に応えた。