コルサーレ（2011年生、母アロングザシー）

コルサーレ（2011年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「海賊（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のハーツクライ（当時10歳）と交配したアロングザシーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地17戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2014年の鳥栖特別(500万下)。

経歴

デビュー前

社台サラブレッドクラブにて総額4,000万円（100万×40口）で一口馬主が募集された。

池江泰寿厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

12月1日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったミッキーデータに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月22日、中2週で迎えた2戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3歳（2014年）

3月2日、中9週で迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたファシーノ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月21日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菱田裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のフロリダパンサーに2馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月5日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のアザレア賞（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で菱田裕二騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、抜け出したダンディーズムーンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4月27日、中2週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のあずさ賞（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月28日、中8週で迎えた7戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた8戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝2200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の国東特別（小倉芝2000m 小雨/重）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したタブレットにクビ差届かず2着に甘んじた。

8月31日、中3週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下の鳥栖特別（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るイイデフューチャーを圧倒的な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月5日、中4週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の兵庫特別（阪神芝2400m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、5着に終わった。

11月23日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下の嵯峨野特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上1000万下の境港特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

4歳（2015年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた14戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の小牧特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したハドソンヤードにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月11日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の白鷺特別（阪神芝2400m 外回り晴/重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい6着に敗れた。

5月31日、中6週で迎えた16戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月28日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚を伸ばせず14着に敗れた。