レアバード（2015年生、母ディアレイラ）

レアバード（2015年5月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「類いまれな才能を持つ人、利口な奴」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時13歳）と交配したディアレイラが17歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は田中春美。主な勝ち鞍は2019年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

1歳のとき、田中春美から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、阿部東亜子によって820.8万円で落札された。

高市圭二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2017年）

10月21日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は512kg。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着を確保した。

11月11日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端に立ち、リードを2馬身以上キープして、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

12月9日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

3歳（2018年）

2月12日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月17日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（5戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のクラウンミリオンを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（6戦1勝）。11頭立ての10番人気で大外11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6月23日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、3歳以上500万下の日野特別（東京ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で田中勝春騎手（7戦1勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では最後まで息が続かず15着に終わった。

7月14日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の雄国沼特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で田中勝春騎手（8戦1勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

10月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で田中勝春騎手（9戦1勝）。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では鋭い脚を使えず17着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた11戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

11月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた13戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

4歳（2019年）

1月14日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（10戦1勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

2月2日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（11戦1勝）。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く8着に終わった。

3月10日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（12戦1勝）。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

3月24日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（13戦1勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で田中勝春騎手（14戦1勝）。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では天賦の敢闘精神でゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

5月5日、中3週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で田中勝春騎手（15戦1勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田中勝春騎手（16戦1勝）。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

7月14日、中6週で迎えた21戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のファイナルマズルに2馬身の差をつけて久々に勝ち星を挙げた。