グラティトゥー（2018年生、母ペブルガーデン）

グラティトゥー（2018年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「感謝(西)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時8歳）と交配したペブルガーデンが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はタイヘイ牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着2回、地方8戦1勝。主な勝ち鞍は2020年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、タイヘイ牧場から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、サラブレッドクラブライオンによって1,296万円で落札された。

サラブレッドクラブライオンにて総額1,800万円（4.5万×400口）で一口馬主が募集された。

橋口慎介厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月23日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のロードラスターに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月17日、中7週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの紫菊賞（京都芝2000m 雨/重）に出走。5頭立ての2番人気で5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたヨーホーレイク決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

11月28日、中5週で迎えた3戦目は、2歳G3のラジオNIKKEI杯京都2歳ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は松山弘平騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

3歳（2021年）

2月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスのあすなろ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したワールドリバイバルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

3月28日、中5週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラスの大寒桜賞（中京芝2200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

4歳（2022年）

7月24日、約16か月の休養明けで迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は失速してしまい14着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

5歳（2023年）

3月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り雨/重）に出走。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい13着に終わった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた10戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず14着に終わった。

7月16日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、田口貫太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

10月15日、約3か月の休み明けで迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラスの粟島特別（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上1勝クラスの聖籠特別（新潟芝1800m 外回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

11月12日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は田口貫太騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい9着に終わった。

12月17日、中4週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた15戦目は、木村直輝騎手を鞍上に迎えて、一般C3 18（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

6歳（2024年）

1月24日、中4週で迎えた16戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村直輝騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

2月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で木村直輝騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で木村直輝騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた19戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で木村直輝騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた20戦目は、ファイナルレース（高知ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村直輝騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた21戦目は、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で木村直輝騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイピーフローネを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて久々に美酒を浴びた。

4月14日、中2週で迎えた22戦目は、ヒスイカズラ特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木村直輝騎手（7戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。