ヴィクタープライム（2012年生、母スーリア）

ヴィクタープライム（2012年4月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「勝利者＋最良の」。毛色は青鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時17歳）と交配したスーリアが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2015年の皆生特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三木田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上憲政によって399万円で落札された。

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2015年）

2月15日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は444kg。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のムラングシャンティに2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

3月8日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下（阪神芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

3月29日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（阪神ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい10着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた4戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の雪うさぎ賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るエリーティアラを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

5月17日、中3週で迎えた5戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

6月28日、中5週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で持ち堪えて、最後は2着のケイアイユニコーンに1馬身3/4の差をつけて3勝目を獲得した。

7月11日、中1週で迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の豊明ステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に終わった。

4歳（2016年）

1月17日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の長篠ステークス（中京芝1200m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

2月7日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の山城ステークス（京都芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったトータルヒートにねじ伏せられてクビ差の2着となった。

3月27日、中6週で迎えた10戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

4月23日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上1600万下の彦根ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

6月5日、中5週で迎えた12戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はタレてしまい16着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた13戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の皆生特別（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

8月14日、中6週で迎えた14戦目は、3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松田大作騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

10月1日、中6週で迎えた15戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の壬生特別（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。