インヒズアイズ（2020年生、母Lee Ann W）
In His Eyes
2020.02.24
インヒズアイズ（2020年2月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牝馬。馬名の意味は「彼の瞳に」。毛色は芦毛。種牡馬のRace Day（当時9歳）と交配したLee Ann Wが11歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2022年の2歳新馬。
経歴
デビュー前
矢作芳人厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2022年）
12月4日、デビュー戦は坂井瑠星騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は468kg。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバトゥーキに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。
3歳（2023年）
1月21日、中6週で迎えた2戦目は、3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。
1月29日、連闘で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。
6月10日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。
6月24日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張り、3着に入った。
7月22日、中3週で迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。
9月2日、中5週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は失速してしまい10着に敗れた。
9月16日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂井瑠星騎手（4戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、ロードアウォードに交わされて3馬身差の2着に敗北した。
11月11日、中7週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（京都ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井瑠星騎手（5戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。端を奪う形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のアロットドリームに4馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。
11月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井瑠星騎手（6戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコンクエストを半馬身振り切って優勝
4歳（2024年）
1月6日、中5週で迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの門松ステークス（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井瑠星騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。
2月4日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、4歳以上3勝クラスの白嶺ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井瑠星騎手（8戦3勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。