フレンドリースピカ（2001年生、母シャンソニエール）

フレンドリースピカ（2001年3月25日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「友好的な＋乙女座のアルファ星」。毛色は鹿毛。種牡馬のテンビー（当時11歳）と交配したシャンソニエールが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地27戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の汐留特別(500万下)。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2003年）

12月28日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は508kg。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

3歳（2004年）

1月18日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のローリーポーリーをアタマ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

5月16日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に敗れた。

6月27日、中5週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで踏ん張ったが、勝ったステキステキにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月17日、中2週で迎えた5戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の佐渡金銀山特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田豊騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

9月12日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るフェザーレイを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月25日、中1週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に敗れた。

11月14日、中6週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の五色沼特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

12月4日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の南総特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露し、3着に入った。

12月25日、中2週で迎えた11戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2005年）

1月9日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（5戦1勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

2月27日、中6週で迎えた13戦目は、4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（6戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた14戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の福島中央テレビ杯（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1000万下の鷹ケ峰特別（京都芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

9月10日、約4か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下の汐留特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（7戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のジェイケイペガサスに1馬身1/4の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の袖ケ浦特別（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（8戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた19戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の醍醐特別（京都芝1200m 雨/良）に出走。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

12月10日、中4週で迎えた20戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

5歳（2006年）

1月15日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は吉田豊騎手（9戦2勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

6月17日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田豊騎手（10戦2勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた23戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の尾瀬特別（福島芝1200m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

8月5日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月10日、中4週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は吉田豊騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

12月24日、約3か月半の休養明けで迎えた26戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら10番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

6歳（2007年）

1月13日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き13着に敗れた。