ケウ（2019年生、母ミヤサンキューティ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、澤田祐喜から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、神奈川県馬主協会リバティホースナヴィゲイトによって385万円で落札された。

林隆之厩舎（川崎）へ入厩。

2歳（2021年）

11月12日、デビュー戦は岡村健司騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスパーキングデビュー（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は585kg。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3歳（2022年）

1月7日、中7週で迎えた2戦目は、3歳戦のニューフェイス賞（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったサンエイフォレストに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

1月31日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳戦のテンペスタース特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリースターに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月10日、中9週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた4戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のル・プランタン賞（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のニフティスマイルに1馬身1/4の差をつけて2勝目を奪取した。

5月12日、中4週で迎えた5戦目は、伊藤裕人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞ののじぎく賞（園田ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

6月15日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岡村健司騎手（4戦2勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

9月12日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のルドベキア特別（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡村健司騎手（5戦2勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で急追したが、抜け出したネゲヴを差し切れず、1馬身差の2着となった。

10月13日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンのサルビアカップ（川崎ダート2000m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡村健司騎手（6戦2勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

11月9日、中3週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡村健司騎手（7戦2勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

4歳（2023年）

1月2日、中7週で迎えた10戦目は、百人一首賞（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡村健司騎手（8戦2勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るニャンチンノンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて3勝目を挙げた。