アジアハイウェイ（2013年生、母ランニングボブキャッツ）

アジアハイウェイ（2013年2月17日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「計画中の高速シルクロードの名称」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のMontbrook（当時23歳）と交配したランニングボブキャッツが12歳のときに産んだ仔が本馬である。主な勝ち鞍は2019年の松葉じぃじの誕生日を魂で祝う杯(一般C5)。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2016年）

3月20日、デビュー戦は戸崎圭太騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/重）に出走。馬体重は534kg。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

5月8日、中6週で迎えた2戦目は、H.ボウマン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2017年）

9月5日、約16か月の休養明けで馬体重を前走から21kg増やして迎えた3戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪う形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパスアンフューチャに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月14日、連闘で迎えた4戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のミドリノイブキに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月24日、中5週で迎えた5戦目は、ありがとう高橋直彦退職記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で今井貴大騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスリーハーツクライに約11馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

5歳（2018年）

1月28日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず16着に敗れた。

3月17日、中6週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、嶋田純次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で嶋田純次騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

6月28日、中8週で迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般C9（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るカシマツインテールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

7月13日、中1週で迎えた10戦目は、はまゆう特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C5（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

12月14日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg減らして迎えた12戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

12月31日、中1週で迎えた13戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、ワンダーカップ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

6歳（2019年）

1月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（4戦1勝）。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のウインリベロを半馬身振り切って5勝目をマークした。

1月25日、中1週で迎えた15戦目は、栗原大河騎手を鞍上に迎えて、初花月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた16戦目は、モーさん今日は笠松記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（5戦2勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったキャッチヒストリーに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（6戦2勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず3着に敗れた。

3月8日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた19戦目は、スプリング賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で東川公則騎手（8戦2勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月5日、中1週で迎えた20戦目は、松葉じぃじの誕生日を魂で祝う杯（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で東川公則騎手（9戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のピンクダイキリに3馬身の差をつけて6勝目を挙げた。

4月26日、中2週で迎えた21戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、花水木特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（10戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた23戦目は、一般C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（11戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般B7 C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で東川公則騎手（12戦3勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。