カネショウパレス（1998年生、母カネショウルビー）

カネショウパレス（1998年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のパレスミュージック（当時17歳）と交配したカネショウルビーが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は門別賢一。戦績は、地方20戦9勝2着1回。主な勝ち鞍は2003年の柴又特別(一般C2二)。

経歴

デビュー前

高岩隆厩舎（大井）へ入厩。

3歳（2001年）

8月27日、デビュー戦は達城龍次騎手を鞍上に据えて、3歳（大井ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は480kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を爆発させて難なく抜け出し、最後は2着のレッドムーリンに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月1日、中8週で迎えた2戦目は、3歳（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のセユウキングをアタマ差振り切って先頭ゴールを果たした。

4歳（2002年）

7月7日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた3戦目は、一般C3一二（大井ダート1390m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月10日、中4週で迎えた4戦目は、一般C3一二（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、緩いペースで集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

9月16日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、一般C3一（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のリプルマークに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

5歳（2003年）

4月23日、約7か月半の休養明けで迎えた6戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五（大井ダート1390m 雨/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

5月16日、中2週で迎えた7戦目は、一般C3三（大井ダート1590m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪い、非常に緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホワイトペガサスに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月11日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2九十（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のイガノビバに1馬身半の差をつけて優勝

7月8日、中3週で迎えた9戦目は、一般C2八九（大井ダート1590m 内回り雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で有年淳騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイガノビバに1馬身半の差をつけて6勝目をマークした。

7月26日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2三四（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で有年淳騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、ケイワイデュラブにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月25日、中3週で迎えた11戦目は、柴又特別（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で有年淳騎手（5戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて、最後は2着のバニヤンローズを3/4馬身振り切って7勝目を奪取した。

6歳（2004年）

5月21日、約9か月の休養明けで迎えた12戦目は、おうし座特別（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で有年淳騎手（6戦4勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘魂でバテずに粘り続けて、最後は2着のグラエリートパーズをクビ差振り切って休養明け初戦をモノにした。

6月13日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1四（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で有年淳騎手（7戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月6日、中2週で迎えた14戦目は、一般C1六七（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で有年淳騎手（8戦5勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた15戦目は、一般C1六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で有年淳騎手（9戦5勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈のスロトングスピリットで渋太く末脚を持続させて、最後は2着のムサシテーストを3/4馬身振り切って先頭ゴールを果たした。

9月15日、中5週で迎えた16戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で有年淳騎手（10戦6勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の闘争本能で諦めることなく走り切り、5着を確保した。

10月16日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で有年淳騎手（11戦6勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた18戦目は、ファンタジーナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で有年淳騎手（12戦6勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた19戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、一般C1三四（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

7歳（2005年）

1月6日、中3週で迎えた20戦目は、若水特別（大井ダート1600m 内回り雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で高野誠毅騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて14着に終わった。