クールヴェント（2008年生、母グッドトーク）

クールヴェント（2008年2月22日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冷たい＋風（伊）」。毛色は鹿毛。種牡馬のStormy Atlantic（当時14歳）と交配したグッドトークが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地24戦0勝、地方4戦4勝。主な勝ち鞍は2012年のジュライスター賞(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

久保田貴士厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2011年）

4月16日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。馬体重は506kg。17頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2400m 雨/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

7月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた4戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に敗れた。

11月22日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた5戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカネトシパシュートに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月15日、中2週で迎えた6戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイクゼギンギラギンに6馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

12月29日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C1 C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスタートセンスに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2012年）

5月12日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から15kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（東京芝2400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた10戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、ジュライスター賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウショウアビルを鮮やかな末脚で3/4馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

8月26日、中7週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

10月13日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい16着に終わった。

5歳（2013年）

1月27日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の大島特別（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた14戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。15頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

5月18日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に終わった。

7月6日、中6週で迎えた16戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の香嵐渓特別（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

9月15日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中井裕二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

10月14日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた18戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず13着に終わった。

6歳（2014年）

1月13日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の頌春賞（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

1月25日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の初霞賞（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でG.ブノワ騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に敗れた。

3月2日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始10番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

4月13日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

6月29日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から6kg戻して迎えた23戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場なく14着に終わった。

10月19日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた24戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始14番手を追走。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

12月14日、中7週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた25戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

7歳（2015年）

4月12日、約4か月の休養明けで迎えた26戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

8月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の苗場特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

10月4日、中5週で迎えた28戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。