ハルノソヨカゼ（2000年生、母パールセカンド）

ハルノソヨカゼ（2000年5月22日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「春のそよ風」。毛色は栗毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時12歳）と交配したパールセカンドが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マツケン農場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方4戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上C8-2。

経歴

デビュー前

2歳のとき、浦河ホース会から「ひだかトレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、長谷川光司によって315万円で落札された。

小原伊佐美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月26日、デビュー戦は小原義之騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は430kg。17頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

2月1日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小原義之騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

3月8日、中4週で迎えた3戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

3月30日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は小原義之騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

4月19日、中2週で迎えた5戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

7月30日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳F31（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた7戦目は、保利良平騎手を鞍上に迎えて、3歳F31（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月26日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C9-3（姫路ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で保利良平騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C8-2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイタクスキッパーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。