コウヨウヒロイン（1996年生、母ハルーダ）

コウヨウヒロイン（1996年5月10日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のホリスキー（当時17歳）と交配したハルーダが16歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）梅田牧場。戦績は、中央平地13戦2勝。1999年のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別(牝G2)で4着に入った他、1999年の忘れな草賞(オープン牝)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1998年）

8月16日、デビュー戦は武藤善則騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は476kg。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鬼脚を炸裂させて、最後は2着のライブウィズアースに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月29日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

12月20日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（2戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

3歳（1999年）

1月23日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下の呉竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で武藤善則騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

2月13日、中2週で迎えた5戦目は、S.サンダース騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のふきのとう特別（中京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は武藤善則騎手（4戦1勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリメインフラッシュに6馬身の差をつけて優勝

4月11日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤善則騎手（5戦2勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G2のサンケイスポーツ賞4歳牝馬特別（東京芝2000m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で武藤善則騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

5月30日、中3週で迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

9月4日、約3か月の休養明けで迎えた10戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の信濃川特別（新潟芝2000m 外回り晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月3日、中3週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳G3のクイーンステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月16日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の山中湖特別（東京芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり4着に敗れた。

4歳（2000年）

3月18日、約5か月の休養明けで迎えた13戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の両国特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい9着に敗れた。