ケイアイシェルビー（2018年生、母ケイアイガーベラ）

ケイアイシェルビー（2018年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したケイアイガーベラが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は隆栄牧場。2023年の武蔵野ステークス(G3)で4着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

平田修厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

11月21日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は490kg。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて11着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、藤懸貴志騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のメイショウストームに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2021年）

4月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡佑介騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で追い上げたが、勝ったメイショウヨシテルに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2022年）

10月2日、約14か月の休養明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤懸貴志騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

10月22日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤懸貴志騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のワンダフルトゥデイをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

11月20日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤懸貴志騎手（5戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のキングサーガに2馬身半の差をつけて優勝

5歳（2023年）

2月18日、約3か月の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上3勝クラスの金蹄ステークス（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤懸貴志騎手（6戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

3月12日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの甲南ステークス（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤懸貴志騎手（7戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に敗れた。

4月29日、中6週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた13戦目は、4歳以上3勝クラスの横浜ステークス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤懸貴志騎手（8戦3勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

6月11日、中5週で迎えた14戦目は、3歳以上3勝クラスの夏至ステークス（東京ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で藤懸貴志騎手（9戦3勝）。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のタガノエスコートを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

9月17日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤懸貴志騎手（10戦4勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月9日、中2週で迎えた16戦目は、グリーンチャンネルカップ（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で藤懸貴志騎手（11戦4勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

11月11日、中4週で迎えた17戦目は、G3の武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は10戦連続で藤懸貴志騎手（12戦4勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、4着を確保した。

12月3日、中2週で迎えた18戦目は、G1のチャンピオンズカップ（中京ダート1800m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で藤懸貴志騎手（13戦4勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は失速してしまい12着に終わった。

6歳（2024年）

3月3日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、総武ステークス（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で藤懸貴志騎手（14戦4勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4月20日、中6週で迎えた20戦目は、オアシスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で藤懸貴志騎手（15戦4勝）。15頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

6月1日、中5週で迎えた21戦目は、アハルテケステークス（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で藤懸貴志騎手（16戦4勝）。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた22戦目は、米子ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で藤懸貴志騎手（17戦4勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず15着に終わった。

9月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、ラジオ日本賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で藤懸貴志騎手（18戦4勝）。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。