オイシイナア（2016年生、母イカガデスカ）

オイシイナア（2016年5月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「美味しいなあ」。毛色は鹿毛。種牡馬のサムライハート（当時14歳）と交配したイカガデスカが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中地康弘。戦績は、中央平地2戦0勝。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

10月14日、デビュー戦は杉原誠人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（新潟ダート1200m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で杉原誠人騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

3歳（2019年）

2月9日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい10着に終わった。

2月16日、連闘で迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、アポロモーリアンにクビ差交わされて2着となった。

3月2日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

3月31日、中3週で迎えた6戦目は、川又賢治騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。主導権を握り、非常に速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のゴールドアクションに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月4日、中4週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川又賢治騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

8月25日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川又賢治騎手（2戦1勝）。15頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

9月8日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を2馬身以上離して、ややハイペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に敗れた。

11月3日、中7週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。

11月17日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

4歳（2020年）

7月18日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は川又賢治騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に終わった。

8月23日、中4週で迎えた13戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

9月21日、中3週で迎えた14戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

10月25日、中4週で迎えた15戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

2020年10月30日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。