イントレピッド（2010年生、母ロッソペーガゾ）

イントレピッド（2010年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「英海軍の駆逐艦名より。敵を寄せ付けない走りで勝ち抜いてほしい」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンカーン（当時10歳）と交配したロッソペーガゾが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は森永牧場。戦績は、中央平地19戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の藻岩山特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

高橋義忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

8月26日、デビュー戦は花田大昂騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は436kg。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず最後はテイエムゴールドと並んで9着同着となった。

9月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったノースパストラルにねじ伏せられてハナ差の2着となった。

10月8日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

11月17日、中5週で迎えた4戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

3歳（2013年）

1月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のプロミネントロールをクビ差振り切って初白星を挙げた。

2月16日、中5週で迎えた8戦目は、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で太宰啓介騎手（2戦1勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

3月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、3歳500万下のゆきやなぎ賞（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で太宰啓介騎手（3戦1勝）。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では見所を作れず8着に終わった。

3月24日、中1週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた10戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、スローペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて、最後は2着のアポロカーネルを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

4歳（2014年）

4月12日、約13か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（4戦1勝）。15頭立ての12番人気で大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（5戦1勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

6月15日、中5週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の湯川特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

6月28日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（3戦0勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

7月19日、中2週で迎えた15戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の横津岳特別（函館芝2600m 曇/良）に出走。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスマッシュスマイルに1馬身の差をつけて久々に美酒を浴びた。

8月9日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝2600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のディープストーリーに1馬身1/4の差をつけて4勝目を獲得した。

5歳（2015年）

6月6日、約10か月の休養明けで迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下のヴィクトリアレーシングクラブ賞（東京ダート1600m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦1勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

7月11日、中4週で迎えた18戦目は、3歳以上1600万下の五稜郭ステークス（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（2戦2勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが鈍く12着に終わった。

8月8日、中3週で迎えた19戦目は、札幌日経オープン（札幌芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。