タニオブフェロー（2002年生、母ビンジンスキー）

タニオブフェロー（2002年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時9歳）と交配したビンジンスキーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浦新徳司。戦績は、中央平地5戦0勝、地方26戦2勝2着7回。主な勝ち鞍は2006年の一般C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、浦新徳司から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって840万円で落札された。

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

7月4日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1700m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。12頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

3歳（2005年）

2月12日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバテてしまい13着に終わった。

3月26日、中5週で迎えた3戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

4月30日、中4週で馬体重を前走からさらに18kg減らして迎えた4戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位争いには参加できず10着に終わった。

8月7日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた5戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。18頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

9月25日、中6週で迎えた6戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳C3（盛岡ダート1200m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月8日、中1週で迎えた7戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3（盛岡ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で葛山晃平騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月19日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

12月3日、中1週で迎えた10戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

12月17日、中1週で迎えた11戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したブライティアアイを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

4歳（2006年）

1月2日、中1週で迎えた12戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、コスモクロワに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

1月14日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、フレンチバージンにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月24日、中9週で迎えた14戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は菅原勲騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エスエスレディにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月9日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は沢田盛夫利騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切り、で集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したクリアードラゴンを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた16戦目は、一般C3（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（4戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

5月7日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる形となり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のマイネルケイローンをハナ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

5月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したユメノツーステップを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

6月12日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林俊彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林俊彦騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイタクルーキーに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林俊彦騎手（6戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のオペラアローに1馬身3/4の差をつけて優勝

7月23日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で小林俊彦騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた23戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小林俊彦騎手（8戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小林俊彦騎手（9戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

5歳（2007年）

5月19日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から24kg減らして迎えた25戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般B3（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた26戦目は、リヴェール（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草地保隆騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた27戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

7月16日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた28戦目は、小野寺純一騎手を鞍上に迎えて、リヴェール（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた29戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野寺純一騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた30戦目は、JA岩手ふるさとはと麦杯（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野寺純一騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

9月30日、中6週で迎えた31戦目は、一般B3五（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小野寺純一騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいいところがなく10着に終わった。