ホーマンウイナー（1999年生、母リコドミンゴ）

ホーマンウイナー（1999年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時11歳）と交配したリコドミンゴが17歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）二風谷ファーム。戦績は、中央平地29戦1勝2着5回、地方8戦0勝。2001年のデイリー杯2歳ステークス(G2)で2着に入った他、2002年のアーリントンカップ(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2001年）

7月14日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るフレノバクシンを豪快な末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

8月19日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月16日、中3週で迎えた3戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、伸びてきたヤマニンイデアル決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月13日、中3週で迎えた4戦目は、2歳G2のデイリー杯2歳ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ファストタテヤマにハナ差交わされて2着に惜敗した。

11月10日、中3週で迎えた5戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で四位洋文騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月9日、中3週で迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。16頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

3歳（2002年）

2月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた7戦目は、3歳G3のアーリントンカップ（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったタニノギムレットにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

3月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳G2のスプリングステークス（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月14日、中3週で迎えた9戦目は、3歳G1の皐月賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（4戦1勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの葵ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で幸英明騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

9月28日、約4か月半の休養明けで迎えた11戦目は、ポートアイランドステークス（阪神芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で幸英明騎手（6戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に終わった。

10月20日、中2週で迎えた12戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、ハンデG3のカブトヤマ記念（福島芝1800m 小雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって11着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた13戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの秋風ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

12月7日、中3週で迎えた14戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、ギャラクシーステークス（阪神ダート1400m 小雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

12月22日、中1週で迎えた15戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2002ファイナルステークス（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

4歳（2003年）

6月28日、約6か月半の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上1000万下の三宮特別（阪神芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は幸英明騎手（7戦1勝）。17頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着に入った。

7月19日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の有明特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（8戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた18戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の羊蹄山特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月13日、中3週で迎えた19戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下のポプラ特別（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に敗れた。

12月7日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の2003ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって13着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の摂津特別（阪神芝1600m 小雪/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったナイトフライヤーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5歳（2004年）

1月10日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（4戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。

6月26日、約5か月半の休み明けで迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したトールハンマーにハナ差届かず2着に惜敗した。

7月25日、中3週で迎えた24戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の長万部特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

6歳（2005年）

2月20日、約7か月の休養明けで迎えた25戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた26戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた27戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の三河特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

6月25日、約3か月半の休み明けで迎えた28戦目は、3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は四位洋文騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

7月2日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（6戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず最後はノーコメントと並んで6着同着となった。

7歳（2006年）

8月3日、約13か月の休み明けで迎えた30戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、アドマイヤマックス賞（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。7頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた31戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、マイネルラヴ賞（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた32戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、カルストンライトオ賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。12着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた33戦目は、ヘクタープロテクター賞（旭川ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた34戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、レ・コードなまちにいかっぷ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた35戦目は、門別軽種馬生産振興会特別（札幌(地)ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

8歳（2007年）

4月26日、約5か月半の休み明けで迎えた36戦目は、日高建設協会特別（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は川島洋人騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に終わった。

5月9日、中1週で迎えた37戦目は、日高獣医師会特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい5着に終わった。