アスタプロント（2009年生、母シーユーサンデー）

アスタプロント（2009年5月18日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「また会いましょう（西）」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時8歳）と交配したシーユーサンデーが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方13戦2勝2着4回。主な勝ち鞍は2013年の一般C1三。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額2,400万円（60万×40口）で一口馬主が募集された。

松山康久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月11日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山芝1800m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、5着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

7月15日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

8月12日、中3週で迎えた5戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に敗れた。

9月23日、中5週で迎えた6戦目は、N.ピンナ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 雨/重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、4着を確保した。

4歳（2013年）

3月30日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、心をひとつに（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

4月13日、中1週で迎えた8戦目は、2014秋盛岡でJBC（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊地康朗騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚で猛進したが、シルクタイタンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月27日、中5週で迎えた9戦目は、一般C1七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊地康朗騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったバンブーキャプテンにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

6月23日、中1週で迎えた11戦目は、うまっ!いわて観光杯（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

7月7日、中1週で迎えた12戦目は、ひろのまきば天文台星空レース（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚が上がってしまい5着に敗れた。

7月20日、中1週で迎えた13戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、つなぎ温泉御所湖まつりレース（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のホヤラーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月18日、中3週で迎えた14戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、50周年記念賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したヤマニンパニエにアタマ差届かず2着に甘んじた。

9月29日、中5週で迎えた15戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、久慈地方産業まつりレース（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた16戦目は、楽天競馬賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

11月10日、中3週で迎えた17戦目は、盛岡市職員盛駿会会長杯（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は南郷家全騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1三（水沢ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南郷家全騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のトカチヒビキに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

12月7日、中1週で迎えた19戦目は、錦秋湖賞（水沢ダート1800m 小雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で南郷家全騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったブリスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。