イブニングフェア（1986年生、母スピードカホー）

イブニングフェア（1986年6月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のモーニングフローリツク（当時11歳）と交配したスピードカホーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は幸牧場。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

石栗龍雄厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

4月2日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は506kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

4月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、4歳未出走（中山ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るスダモンローを上がり1位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

5月7日、中2週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた3戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のスイートピー賞（東京芝1800m 雨/不良）に出走。芝レースへの出走は初となった。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

6月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、4歳以上400万下の手稲山特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

7月1日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた6戦目は、4歳以上400万下（札幌ダート2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、サンキャノンに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月23日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上400万下のまりも特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

9月16日、中7週で迎えた8戦目は、4歳以上400万下（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

9月30日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上400万下（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（5戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はタレてしまい10着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のグランドピットをクビ差振り切って勝利をモノにする

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4歳（1990年）

1月14日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦1勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

2月11日、中3週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（8戦1勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、4着に終わった。