ブラックカシミール（2005年生、母リンダムヘール）

ブラックカシミール（2005年3月31日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「黒＋カシミヤ。香水名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のバブルガムフェロー（当時12歳）と交配したリンダムヘールが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンブー牧場。戦績は、中央平地25戦3勝、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2008年）

4月12日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

5月4日、中2週で迎えた2戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月31日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月15日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のクリノソーニャに3馬身半の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月5日、中2週で迎えた5戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下の指宿特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて9着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着を確保した。

9月21日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、極端なスローペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚を失くしてしまい7着に敗れた。

4歳（2009年）

2月25日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた11戦目は、うぐいす特別（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（6戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月15日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（7戦0勝）。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい8着に敗れた。

4月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（8戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい11着に敗れた。

5月3日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた14戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で野元昭嘉騎手（9戦0勝）。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて、最後は2着のユメイッポをクビ差振り切って勝利をモノにする

5月16日、中1週で迎えた15戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、4着を確保した。

8月15日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（10戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のグリッターアイスに1馬身1/4の差をつけて制した。

8月30日、中1週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

10月18日、中6週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（11戦2勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（12戦2勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（13戦2勝）。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、3着に入った。

12月20日、中2週で迎えた21戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい8着に敗れた。

5歳（2010年）

5月16日、約5か月の休み明けで迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（14戦2勝）。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月5日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（15戦2勝）。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天授の負けん性を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

8月15日、中9週で迎えた24戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

9月12日、中3週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（16戦2勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って11着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（17戦2勝）。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。競走中止となった。