ザップトウショウ（2001年生、母キートウショウ）

ザップトウショウ（2001年5月15日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「襲う＋冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のオジジアン（当時18歳）と交配したキートウショウが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はトウショウ産業（株）トウショウ牧場。戦績は、中央平地34戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

2月14日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のアドマイヤダンサーに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

2月28日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳500万下のきんせんか賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく9着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳オープンのアネモネステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。

7月24日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた4戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のアガーテを3/4馬身振り切って2勝目をマークした。

9月12日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小林淳一騎手（5戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

10月10日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で小林淳一騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた8戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は小林淳一騎手（7戦2勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（8戦2勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（9戦2勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天資の敢闘精神でゴールまで力戦し、5着を確保した。

4歳（2005年）

1月8日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に敗れた。

1月29日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で大外16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

5月15日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上1000万下のテレビ埼玉杯（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（10戦2勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

6月19日、中4週で迎えた15戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

10月30日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた17戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（11戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

12月3日、中4週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた18戦目は、水出大介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったサンクスに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

12月17日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で水出大介騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のルネッサンスフェアを3/4馬身振り切って久々に勝ち星を挙げた。

5歳（2006年）

1月7日、中2週で迎えた20戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚勢が悪くなり12着に敗れた。

1月29日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（12戦2勝）。16頭立ての12番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（13戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見所を作れず15着に終わった。

6月25日、約4か月半の休み明けで迎えた23戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の五条坂特別（京都ダート1400m 雨/稍重）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず13着に終わった。

7月15日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下の駒場特別（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に終わった。

11月18日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた25戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

6歳（2007年）

6月2日、約6か月の休み明けで迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の鎌倉特別（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（14戦2勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では強靭な末脚を披露し、5着に入り込んだ。

6月9日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（15戦2勝）。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

8月5日、中7週で迎えた29戦目は、3歳以上1000万下の岩室温泉特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（16戦2勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月1日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた30戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（17戦2勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた31戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見所を作れず11着に終わった。

7歳（2008年）

1月12日、中3週で迎えた32戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、かなり厳しいペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3月23日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は小林淳一騎手（18戦2勝）。15頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（19戦2勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。