サデックス（2003年生、母Remote Romance）

サデックス（2003年3月3日）は、イギリスで生まれた競走馬、種牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のSadler's Wells（当時22歳）と交配したRemote Romanceが7歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地1戦0勝、海外14戦7勝。2008年のイタリア共和国大統領賞(伊・G1)に勝利した他、2007年のラインラントポカル(独・G1)を制するなど、G1級競走2勝を含む重賞4勝を挙げた。

経歴

2歳（2005年）

10月30日、T.ムンドリー騎手を鞍上に据えて、5頭立てのレースに臨んだ。6着に敗れた。

3歳（2006年）

4月17日、鞍上は2戦連続でT.ムンドリー騎手（1戦0勝）。3頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のDiophasに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月7日、3歳G3のメツレル春季賞（ドイツ・フランクフルト芝2000m）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続でT.ムンドリー騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月25日、鞍上は4戦連続でT.ムンドリー騎手（3戦1勝）。8頭立てのレースに臨んだ。最後は、2着のProudinskyに半馬身の差をつけて優勝

7月9日、鞍上は5戦連続でT.ムンドリー騎手（4戦2勝）。5頭立ての1番人気に推されてレースに臨んだ。最後は、2着のDamascenaに4馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

7月23日、3歳G1のドイチェスダービー（ドイツ・ハンブルク芝2400m）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続でT.ムンドリー騎手（5戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月3日、E.ペドロサ騎手を鞍上に迎えて、G1のバーデン大賞（ドイツ・バーデン＝バーデン芝2400m）に出走。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

10月3日、G3のドイツ統一賞（ドイツ・ホッペガルテン芝2000m）に出走。鞍上はT.ムンドリー騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったKaravelから短アタマ差の2着に甘んじた。

4歳（2007年）

4月22日、G2のゲルリング賞（ドイツ・ケルン芝2400m）に出走。鞍上はE.ペドロサ騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のBussoniをアタマ差制して初の重賞タイトルをゲットした。

6月3日、G2のシャンティイ大賞（フランス・シャンティイ芝2400m）に出走。鞍上はT.ムンドリー騎手（7戦3勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のVison Celebreに1馬身半の差をつけて2つ目の重賞タイトルを手に入れた。

8月12日、G1のラインラントポカル（ドイツ・ケルン芝2400m）に出走。鞍上は2戦連続でT.ムンドリー騎手（8戦4勝）。5頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のFirst Streamに1馬身1/4の差をつけて3連勝で初のG1タイトルを手にした。

10月7日、G1の凱旋門賞（フランス・ロンシャン芝2400m）に出走。鞍上は3戦連続でT.ムンドリー騎手（9戦5勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月25日、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でT.ムンドリー騎手（10戦5勝）。18頭立ての11番人気で16番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して15番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

5歳（2008年）

4月27日、T.テュリエ騎手を鞍上に迎えて、G1のガネー賞（フランス・ロンシャン芝2100m）に出走。6頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったDuke of Marmaladeから半馬身差の2着となった。

5月18日、K.マカヴォイ騎手を鞍上に迎えて、G1のイタリア共和国大統領賞（イタリア・カパンネッレ芝2000m）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のPressingをアタマ差制してG1・2勝目をマークした。