オーバーザレンジ（2005年生、母ダンスフィーバー）

オーバーザレンジ（2005年3月31日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「限界を超えて」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時17歳）と交配したダンスフィーバーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中神牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方25戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上C2 23。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中田徹から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

高橋裕厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

11月24日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた2戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3歳（2008年）

2月24日、中8週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

4月20日、中7週で迎えた4戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

7月19日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

9月7日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 雨/不良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい13着に終わった。

10月11日、中4週で迎えた7戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 23（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤマノムーンリバーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。

10月19日、連闘で迎えた8戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず3着に敗れた。

10月25日、連闘で迎えた9戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 18（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアドマイヤレゾンを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

11月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C2 16（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヤマノムーンリバーを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

11月30日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマイコハンに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月20日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカシノボイスを捕まえ切れず、4馬身差の2着となった。

12月28日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦2勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したテンシノビーチを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

4歳（2009年）

1月10日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシルクアンセムを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月1日、中2週で迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に敗れた。

2月11日、中0週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず4着に敗れた。

3月7日、連闘で迎えた18戦目は、4歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（7戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコスモトロンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月20日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（8戦2勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月19日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（9戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月25日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月6日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 15（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南谷圭哉騎手（11戦2勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず4着に敗れた。

5月24日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で南谷圭哉騎手（12戦2勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で南谷圭哉騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したドリームステージを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

6月20日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で南谷圭哉騎手（14戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したホウライノマイを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

7月4日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で南谷圭哉騎手（15戦2勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

7月12日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で南谷圭哉騎手（16戦2勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月2日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で南谷圭哉騎手（17戦2勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で南谷圭哉騎手（18戦2勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず5着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で南谷圭哉騎手（19戦2勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月23日、中3週で迎えた31戦目は、オータム特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で南谷圭哉騎手（20戦2勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。