ニホンピロカイザー（2004年生、母ミルカレント）

ニホンピロカイザー（2004年5月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋皇帝（独）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のニホンピロウイナー（当時24歳）と交配したミルカレントが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、地方12戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上D6三。

経歴

デビュー前

藪田辰己厩舎（西脇）へ入厩。

3歳（2007年）

11月13日、デビュー戦は坂本和也騎手を鞍上に据えて、3歳以上D8二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したレミーカルストンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳以上D9二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

12月24日、中3週で迎えた3戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D8三（園田ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

4歳（2008年）

1月1日、連闘で迎えた4戦目は、4歳以上D9二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立つ形となり、で馬群を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のメイプルインディに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

1月14日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上D7二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂本和也騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

2月5日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上D7四（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のエリザベスクィーンに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた7戦目は、4歳以上D6三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

6月3日、中4週で迎えた8戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上D6三（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメイショウレッドに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

6月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上D5三（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目を引く伸びを見せたが、伸びてきたマイルズドラー決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上D5二（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

9月11日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、4歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂本和也騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上D5三（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂本和也騎手（4戦0勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に敗れた。