レッドウイング（1996年生、母カツラギホープ）

レッドウイング（1996年5月27日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のシナノリンボー（当時21歳）と交配したカツラギホープが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は新井弘幸。戦績は、地方24戦8勝2着5回。主な勝ち鞍は2000年のオパール特別(アラ系一般B)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新井峰吉から「北海道9月市場アングロアラブ2歳」に上場され、石川県馬主協会によって263.55万円で落札された。

宗綱貢厩舎（金沢）へ入厩。

2歳（1998年）

10月6日、デビュー戦は蔵重浩一郎騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（金沢ダート900m 曇/良）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミハラメダリストに8馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月18日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蔵重浩一郎騎手（1戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキャプテンユウを捕まえ切れず、ハナ差の2着に甘んじた。

11月15日、中3週で迎えた3戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蔵重浩一郎騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジュンコームテキに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

12月15日、中3週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で蔵重浩一郎騎手（3戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアラブ3歳優駿（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で蔵重浩一郎騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

3歳（1999年）

4月6日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた6戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で蔵重浩一郎騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

4月20日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で蔵重浩一郎騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月17日、中3週で迎えた8戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で蔵重浩一郎騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のプラズマキングを半馬身振り切って3勝目を掴み取った。

7月11日、中7週で迎えた9戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で蔵重浩一郎騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系一般C1（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で蔵重浩一郎騎手（9戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキャプテンユウを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて4勝目を収める

8月8日、中1週で迎えた11戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で蔵重浩一郎騎手（10戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた12戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で蔵重浩一郎騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたトミノトライアル決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

9月5日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で蔵重浩一郎騎手（12戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサンダーレイナに5馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

10月31日、中7週で迎えた14戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で蔵重浩一郎騎手（13戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアラタマインデアンに1馬身の差をつけて制した。

11月14日、中1週で迎えた15戦目は、内灘特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は15戦連続で蔵重浩一郎騎手（14戦6勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

11月30日、中1週で迎えた16戦目は、さざんか賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は16戦連続で蔵重浩一郎騎手（15戦6勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキャプテンユウを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

12月12日、中1週で迎えた17戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は17戦連続で蔵重浩一郎騎手（16戦6勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキャプテンユウを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

12月27日、中1週で迎えた18戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は18戦連続で蔵重浩一郎騎手（17戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4歳（2000年）

4月2日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた19戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は19戦連続で蔵重浩一郎騎手（18戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したモリゲンファイナルを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月17日、中1週で迎えた20戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で蔵重浩一郎騎手（19戦6勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエステイヒーローを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

4月30日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般B（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は21戦連続で蔵重浩一郎騎手（20戦7勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた22戦目は、オパール特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は22戦連続で蔵重浩一郎騎手（21戦7勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るモリゲンファイナルを上がり0位の末脚で半馬身差し切って8勝目を挙げた。

6月12日、中3週で迎えた23戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は23戦連続で蔵重浩一郎騎手（22戦8勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、ルビー特別（金沢ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は24戦連続で蔵重浩一郎騎手（23戦8勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。