ホワイトエレガンス（2012年生、母レディベローナ）

ホワイトエレガンス（2012年3月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「白い＋優雅。本馬の毛色より連想」。毛色は芦毛。種牡馬のクロフネ（当時14歳）と交配したレディベローナが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）服部牧場。戦績は、中央平地13戦3勝2着2回。2015年の紫苑ステークス(オープン牝)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2014年）

6月14日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のデュアルメジャーをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

8月9日、中7週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦1勝）。13頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月5日、中7週で迎えた3戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳500万下のサフラン賞（新潟芝1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

11月23日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

12月21日、中3週で迎えた5戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。

3歳（2015年）

1月17日、中3週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳500万下の菜の花賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

2月28日、中5週で迎えた7戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、伸びてきたスマイルミーティア決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月21日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

6月20日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の遊楽部特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、5着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のナイトブルーミングをアタマ差振り切って2勝目を奪取した。

8月9日、中4週で迎えた11戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の藻岩山特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のタガノエンブレムをクビ差振り切って3勝目をマークした。

9月12日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた12戦目は、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。18頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたクインズミラーグロ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月18日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦1勝）。18頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい11着に終わった。