マロリン（2016年生、母アピールⅡ）

マロリン（2016年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「公家などが使用した日本語の古い一人称+女の子によく使われる愛称」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時9歳）と交配したアピールⅡが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2019年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、吉田安寛によって1,188万円で落札された。

武市康男厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月23日、デビュー戦は内田博幸騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 小雨/良）に出走。馬体重は444kg。15頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

8月19日、中7週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2019年）

6月22日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

8月10日、中6週で迎えた5戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。最後は、2着のトモジャファイブをクビ差制して未勝利戦を制した。

10月20日、中9週で迎えた6戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの十日町特別（新潟芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての13番人気で17番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた7戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

4歳（2020年）

5月24日、約6か月半の休み明けで迎えた8戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

6月14日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 雨/不良）に出走。鞍上は木幡巧也騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラスの織姫賞（福島芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡巧也騎手（2戦1勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

9月5日、中7週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

12月20日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5歳（2021年）

2月20日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

5月1日、中9週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

8月28日、約3か月半の休養明けで迎えた16戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

11月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた17戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた18戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり16着に終わった。

6歳（2022年）

2月20日、中9週で迎えた19戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず11着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラスの二王子特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初也騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

9月4日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初也騎手（3戦0勝）。18頭立ての16番人気で9番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月16日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初也騎手（4戦0勝）。18頭立ての6番人気で大外18番ゲートからスタート。8着に敗れた。

7歳（2023年）

1月28日、約3か月半の休み明けで迎えた24戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢一樹騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く14着に終わった。

4月8日、中9週で迎えた25戦目は、小林美駒騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

4月15日、連闘で迎えた26戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラスの桑折特別（福島芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小林美駒騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい14着に終わった。

2023年4月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。