シンエイムテキング（2003年生、母メイショウデザート）

シンエイムテキング（2003年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヴィクトリースピーチ（当時10歳）と交配したメイショウデザートが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）近藤牧場。戦績は、地方35戦12勝2着5回。主な勝ち鞍は2007年の温風特別(一般C2一アイ)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、近藤牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、近藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、近藤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、山口正行によって157.5万円で落札された。

荒山義則厩舎（園田）へ入厩。

3歳（2006年）

2月7日、デビュー戦は川原正一騎手を鞍上に据えて、3歳F6二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は435kg。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウインプリンセスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳F4一（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のキングファストを3/4馬身振り切って2勝目を奪取した。

3月15日、中2週で迎えた3戦目は、3歳F2一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。

4月12日、中3週で迎えた4戦目は、宮西晃宏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の六甲山特別（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して5番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた5戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳F2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカネスガイクイクドに1馬身半の差をつけて制した。

5月5日、連闘で迎えた6戦目は、3歳F1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた7戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、3歳F2一（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に敗れた。

6月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳F1三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた9戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したカネスガイクイクドを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

6月28日、中1週で迎えた10戦目は、3歳F2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は川原正一騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセレクトワンをクビ差振り切って制した。

7月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳F1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプリンススマイルを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月2日、中2週で迎えた12戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三室山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた13戦目は、3歳F1一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のセレクトワンを半馬身振り切って5勝目を手にした。

9月6日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦の五峰山特別（姫路ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

4歳（2007年）

1月12日、約4か月半の休み明けで迎えた15戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、4歳（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したフォージドアモールに半馬身届かず2着となった。

2月9日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2五アイ（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立ち、落ち着いたペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るホッカイエレガントを上がり2位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

2月27日、中2週で迎えた17戦目は、玄武賞（川崎ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

3月21日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4月3日、中1週で迎えた19戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

5月3日、中3週で迎えた20戦目は、一般C2四アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は左海誠二騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したサムライショウグンを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、中1週で迎えた21戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（5戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のロイバーブレットに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月14日、中3週で迎えた22戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で左海誠二騎手（6戦2勝）。6頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のテイエムクレバーを3/4馬身振り切って8勝目を手中に収めた。

7月3日、中2週で迎えた23戦目は、城ヶ島特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で左海誠二騎手（7戦3勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた24戦目は、温風特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で左海誠二騎手（8戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサンユウトロットに2馬身の差をつけて9勝目を挙げた。

8月20日、中3週で迎えた25戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で左海誠二騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るメジャーロマンスを強烈な末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

5歳（2008年）

1月9日、約4か月半の休養明けで迎えた26戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で左海誠二騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

2月5日、中3週で迎えた27戦目は、一般C1三アイ（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で左海誠二騎手（11戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月3日、中7週で迎えた28戦目は、一般C1二アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で左海誠二騎手（12戦5勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、4着に終わった。

8月17日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般A2（高知ダート1300m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた30戦目は、目迫大輔騎手を鞍上に迎えて、祝・泰斗君1歳特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。7頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアルファバービーを捕まえ切れず、アタマ差の2着となった。

9月7日、連闘で迎えた31戦目は、一般Aイ（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るイシノファイターを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

9月28日、中2週で迎えた32戦目は、セプテンバー特別（高知ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた33戦目は、オパール特別（高知ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は目迫大輔騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた34戦目は、頑張れ高知けいば特別（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバッドフォーチュンに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

11月2日、連闘で迎えた35戦目は、トパーズ特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（4戦2勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。