オーゴンコバン（2005年生、母ミスプロテクター）

オーゴンコバン（2005年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小判」。毛色は栗毛。種牡馬のナリタトップロード（当時9歳）と交配したミスプロテクターが13歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は鎌田正嗣。戦績は、中央平地1戦0勝、地方30戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2008年の名古屋3歳牝馬( 牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鎌田正嗣から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

本間忍厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

12月15日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は484kg。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

3歳（2008年）

2月8日、中7週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のビッグホーンに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月20日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた3戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大畑雅章騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大畑雅章騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

3月19日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大畑雅章騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた6戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルゼーゲンに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

4月10日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のコスモホウキボシに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

4月16日、連闘で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月6日、連闘で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したスギノシノブエを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

5月21日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

6月18日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（6戦2勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月27日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定3歳戦の名古屋3歳牝馬（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で岡部誠騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のツーハッスルをハナ差振り切って4勝目を手にした。

7月17日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた15戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップドリアン賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大畑雅章騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

8月7日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた16戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の名古屋チャレンジカップシークワーサ賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は減速してしまい8着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた17戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

10月21日、中6週で迎えた19戦目は、宮下瞳騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

11月6日、中1週で迎えた20戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮下瞳騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて、最後は2着のグランドスカイハイをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

11月20日、中1週で迎えた21戦目は、一般C8（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮下瞳騎手（2戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた22戦目は、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮下瞳騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、スリーサンカリスマに3/4馬身交わされて2着となった。

12月24日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた23戦目は、一般C14（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮下瞳騎手（4戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったチャングムに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2009年）

1月2日、連闘で迎えた24戦目は、牝馬限定の一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で宮下瞳騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

1月15日、中1週で迎えた25戦目は、才色兼備後藤則恵誕生日直前記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宮下瞳騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中4週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた26戦目は、一般C11（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宮下瞳騎手（7戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

3月4日、中1週で迎えた27戦目は、牝馬限定の一般C10（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で宮下瞳騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のクリオに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

3月19日、中1週で迎えた28戦目は、一般C7（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮下瞳騎手（9戦2勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

3月30日、中1週で迎えた29戦目は、一般C8（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で宮下瞳騎手（10戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして、最後は2着のケイタッチに2馬身の差をつけて優勝

4月17日、中2週で迎えた30戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、たんぽぽ特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き12着に終わった。

4月24日、連闘で迎えた31戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。