タガノワンダー（2004年生、母ジョーゼット）

タガノワンダー（2004年2月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したジョーゼットが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠タガノファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方30戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2008年の3歳以上D5一。

経歴

デビュー前

中尾秀正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2007年）

5月19日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

6月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

10月17日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D6二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず4着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた5戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、抜け出したアウトループを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上D5一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウコンボイに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月30日、中3週で迎えた7戦目は、3歳以上D2四（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村健騎手（3戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

4歳（2008年）

1月17日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木村健騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月8日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上D4一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村健騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

5月22日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D4三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で木村健騎手（6戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛追したが、勝ったダイワタキオンに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

10月9日、約4か月半の休み明けで迎えた11戦目は、3歳以上D4一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で木村健騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた12戦目は、3歳以上D5三（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村健騎手（8戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月4日、中4週で迎えた13戦目は、西川進也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったスイートクレムリンを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上D4二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川進也騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ビービーディーバに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

12月31日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上D5一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西川進也騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のキューンに3馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

5歳（2009年）

1月14日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上D2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で西川進也騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上D2二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で西川進也騎手（4戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上D2五（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で西川進也騎手（5戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上D3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で西川進也騎手（6戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く8着に敗れた。

4月30日、中7週で迎えた20戦目は、伊藤千尋騎手を鞍上に迎えて、雪印ストリングチーズ特別（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた21戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、室蘭カレーラーメン特別（札幌(地)ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、4着を確保した。

5月27日、中1週で迎えた22戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、アルゴル特別（門別ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた23戦目は、タップダンスシチー賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

6月24日、中1週で迎えた24戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、オメガ特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた25戦目は、北海道馬主会日高馬主振興会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桜井拓章騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に敗れた。

7月22日、中1週で迎えた26戦目は、日高町建設協会特別（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で桜井拓章騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた27戦目は、ティンバーカントリー賞（門別ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で桜井拓章騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

8月18日、中1週で迎えた28戦目は、マイネルセレクト賞（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で桜井拓章騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた29戦目は、優駿の里北海道安平町「黒大豆」特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で桜井拓章騎手（5戦0勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に終わった。

10月4日、中4週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた30戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 11（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒノクニオンナを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて勝利をモノにする

10月24日、中2週で迎えた31戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月8日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。