エスティマトゥール（2002年生、母ソーインラブ）

エスティマトゥール（2002年5月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「目利き、鑑定人（仏）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロイヤルタッチ（当時9歳）と交配したソーインラブが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山口義彦。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方8戦0勝。

経歴

デビュー前

1歳のとき、山口義彦から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

清水美波厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月26日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は508kg。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入った。

3歳（2005年）

2月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

3月19日、中2週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

4月24日、中4週で迎えた4戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり9着に敗れた。

5月21日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は北村宏司騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月19日、中3週で迎えた6戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

8月20日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮戦したが、勝ったサンライトゼウスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

10月2日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して2番手で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

10月22日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に敗れた。

12月27日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4歳（2006年）

1月17日、中2週で迎えた12戦目は、湯島特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた13戦目は、上野特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月15日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1五（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木啓之騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

3月3日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた15戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のひなまつり特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

8月15日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定戦のペリドット特別（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は鈴木啓之騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のくじら座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では全く伸びず11着に終わった。

9月13日、中1週で迎えた18戦目は、墨田区特別（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（6戦0勝）。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。